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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 家庭環境が与えるパーソナリティ形成への影響 ―パーソナリティ障害をめぐって― |
内容 | 児童虐待や殺人事件などの凶悪な事件の報道を日々,見聞きしたり,大学で様々な社会福祉問題を学ぶ中で,人がそのような行動をとるのは何故なのだろう,その要因は何にあるのかといつも疑問に感じてきた.家庭環境,教育現場,周囲の友人関係など,人間のパーソナリティを形成していく要素はさまざまであるが,乳幼児期に一日の大半を過ごす場である家庭環境がやはり重要な役割を担っているのではないかと考える.本稿では,厳しすぎるしつけや養育者の子どもへの過度な期待がもたらすパーソナリティ形成における影響を事例や調査結果をまじえて紹介する.また,安定した愛着スタイルを持ち,犯罪や非行の加害者に,またはうつやギャンブル依存症などの患者にならないような健全なパーソナリティを形成するにはどうすべきなのかということをパーソナリティ障害の症例に焦点を当てながら明らかにしていき,人間のパーソナリティを形成していく上での家庭環境の影響力の大きさを説く.また,パーソナリティ障害を抱える人々を生まないためには,個人や社会に何ができ,実行していかなければいけないのかを考察する. |
講評 | 本論文は、近年の凶悪犯罪の背景として指摘されているパーソナリティ障害に着目して、幼少期のパーソナリティ形成への家庭環境の影響について考察したものです。具体的な事件や症例を取り上げて、愛着形成に関するわかりやすい丁寧な考察がなされています。人が人として育つ場所や環境とそこでの親子関係や人間関係の大切さを考えさせられます。 |
キーワード1 | 家庭環境 |
キーワード2 | 愛着 |
キーワード3 | パーソナリティ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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