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学科 社会福祉学科
年度 2013
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 介護福祉に対する社会の意識改革 ―「認知症」を社会で支える―
内容  筆者は幼少期から,介護に対して社会ではネガティブなイメージを持たれていることに強い違和感があった.この超高齢社会の日本で誰しもがなり得る可能性がある認知症.しかしそれに対して社会の理解が進んでいないのが現状である.果たして認知症になれば本人も家族も暗い人生しか歩めないのか.認知症になった彼らは本当に“何もわからない人”なのだろうか.将来もし,自分や自分の家族が認知症になった時に安心して暮らせる社会をつくるためにはどうすればいいか.認知症を病んだ人への理解を追求するとともに,その家族に対する支援方法を明らかにする.
 まず初めに,そもそも認知症とは何かを医学的観点からある程度明確にし,早期発見の重要性を述べる.次に,認知症患者から見た世界を考察したうえでのケア,並びにその家族に対する支援について考えていく.本稿では認知症患者本人とその家族を支えるためには社会の理解が必要であることを強く主張したい.そのため,実際に行われている“認知症カフェ”の実践より認知症に代表する介護福祉への社会の意識改革のための考察を行う.
講評  本論文は、認知症高齢者とその家族への支援について考察したものです。当事者とその家族の声を大切に受け止め、それらの思いに寄り添いながらの展開がされています。認知症カフェの取り組みについても実際に現地へ足を運んでの記述がなされています。認知症になっても安心して暮らせる地域にしていくためのヒントがここにあります。
キーワード1 介護福祉
キーワード2 認知症
キーワード3 認知症カフェ
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