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学科 社会福祉学科
年度 2013
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 孤独死の現状と支援策 ―つながりの重要性―
内容  核家族化が進んだ1980年代頃から,孤独死に関する報道が度々なされるようになった.さらに1995年に発生した阪神・淡路大震災時には仮設住宅で亡くなる方が増加し,メディアに多く取り上げられ世間の注目を集めた.孤独死は,現在超高齢者社会を迎え人とのつながりが希薄化している日本において,大きな課題のひとつとなっている.
 本稿では,まず阪神淡路大震災で実際にあった孤独死について取り上げながら,現在の孤独死の現状や実態,そして孤独死に陥りやすい特徴や社会的背景を考える.そして地域で孤立する人々を支えるためにはどのようなサポートをすれば良いのか,東日本大震災の被災地での取り組みや地域の取り組みを挙げながら検討する.また支援拒否をされる方にはどのようにアプローチをすれば良いのか,実際の地域の取り組みを例に挙げ論じる.その中で地域における行政,社会福祉協議会などのフォーマルな機関の役割等について検討する.最後には,人と人との つながりの重要性,そして孤独死の問題を筆者たち一人ひとりが意識し行動することの重要性を述べる.
講評  本論文は、近年、社会問題として取り上げられている独居高齢者の「孤独死」について、その実態を踏まえつつ、予防のための具体的な支援のあり方について論じたものです。1997年の阪神大震災や、2011年の東日本大震災の被災地での取り組みも紹介しつつ、説得力のある論文になっています。地域の「つながり」の大切さを改めて考えさせられます。
キーワード1 孤独死
キーワード2 地域
キーワード3 つながり
キーワード4  
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