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学科 社会福祉学科
年度 2013
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 社会問題として捉えるDV ―他人事ではない身近な隠れた犯罪を考える―
内容  世の中でも大きく注目を浴び始めたDV問題.筆者はDVについて知った時,なぜ愛し合う間柄の中に暴力が存在するのか,なぜ助けを求められないのかといった疑問を持った.それからDVについて調べるにつれて,DVは決して他人事ではなく誰しもが関わる可能性のある身近な犯罪であり,だからこそ,私たちにも出来ることがあるということを学んだ.
 本稿では,DV当事者の声を元にDVがどのようなものであるのかを紐解き,いつ誰がDV当事者になるかもわからないという認識を社会全体が持ち,DV当事者を社会全体で支える必要性を述べる.また,DVを“人間の行為”として捉え,被害者も加害者も,自分と同じ一人の“人権をもつ人間”として,社会全体で擁護されるべき存在であること,またそのための制度やDV防止プログラムについても記述し,DVについて正しい認識を広げていく一つの要因になることを望む.
講評  本論文は、今日、社会的に注目されているDVの問題について正面から取り組んだものです。他人事ではないという視点から、当事者の語りに寄り添いながらの深い考察と、筆者自身の実習の学びを踏まえた説得力ある展開となっています。自分と大切な人を守るためにも、DVについての正しい認識が必要という筆者の思いが伝わってきます。
キーワード1 DV
キーワード2 社会問題
キーワード3 当事者支援
キーワード4  
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