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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 仕事と子育ての両立を可能にする条件 ―ワーク・ライフ・バランスを中心とする子育て支援に関する研究―
内容 2000年以降、我が国の家庭と仕事の両立支援に関する法整備は進んできた。「育児介護休業法」は何度かの改正をえて制度整備がなされ、少子化対策の観点から制定された「少子化社会基本法」「時世代育成支援対策推進法」を受け、企業は家庭と仕事とを両立しやすい職場作りに向けて支援を行ってきた。しかしこれらの取組みが行われているにも関わらず、未だ働く男女の仕事と生活の両立は以前にも増して難しい状況にある。それは一体なぜなのか?
 本稿では、今後日本において、「仕事と生活の調和」を実現するために必要だと思われる、両立支援推進のための取組み、ワーク・ライフ・バランスを取り上げた。海外の優良企業は価値ある資源、人材の有効活用を図るワーク・ライフ・バランスの取組みを積極的に行い激しい変化と競争の中企業を成功へと導いた。そこにある両立支援成功のヒントを明らかにするため外国における両立支援を論じた。そしてこれらを踏まえて諸外国の参考にすべき取組みのモデルをどのように、我が国にふさわしい形として取り入れ、より真の両立支援に近づいていけるのか考察をした。
講評 今年度のゼミ全体に共通するテーマは「ケア論」だったと思います。子どもや若者、高齢者、障害をもつ人々、何らかの生きづらさを抱える人々の誰もが、お互いに支え合うことができる社会、そのような社会のなかで誰もがお互いにケアし、ケアされる関係のなかにこそ一人ひとりの生活の安定や幸福があるということ、そしてどうすればそのような関係が共有していけるのかという問いなどについて、一緒に学び、考えたことが、それぞれの卒業論文で表現されていると思います。
キーワード1 ワーク・ライフ・バランス
キーワード2 男性の育児休業
キーワード3 両立支援
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