詳細
学科 社会福祉学科
年度 2013
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 「在日コリアンの選挙権による多文化共生社会の実現」
内容 在日コリアンは日本に生まれ、日本語を日常生活用語にし、日本で生活をしている。生活面では日本人と全く同じだが、ただ国籍が違うという理由で社会的、人権的差別を受けてきた。彼らが日本社会と戦ってきた歴史の中で大幅に改善出来た制度はあったが、法的な問題など、特に参政権に関しては未だに与えていない。定住外国人に参政権を与えること前に、まず在日コリアンに参政権を与えることが当然ではないだろうか。至急、在日コリアンに対する参政権を実現し、日本社会が多文化共生社会になってほしい。しかし、参政権は日本国民だけの権利だと言う日本人反対派が多い。そのような硬くて古い考え方を捨て、国際的な流れに合わせ外国人に対し地方参政権を与えるべきだと考える。その実現の初めには在日コリアンに対する地方参政権を与えることになる。これは日本社会が多文化共生社会になる大きな力になると考える。
講評 筆者は在日コリアンの参政権と多文化社会について理解を深めた。在日コリアンの歴史、とりわけ差別の歴史を丁寧に紹介し、日本社会の住民の権利として在日コリアンの選挙権の必要性を訴えた。国際比較を用いながら、選挙権と多文化共生社会の実現、そしてその意義を検証した。多文化理解はこのゼミの中心的テーマでもあり、説得力ある論文をまとめられた。多文化社会を否定する動きが目立つ昨今、この論文の根底にある価値観と人権意識が広がることを願う。
キーワード1 在日コリアン
キーワード2 外国人参政権
キーワード3 多文化共生
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.