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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 介護保険制度の財政法的検討 ~何故、介護者不足はこれほど深刻化したのか~
内容  本稿は介護保険制度導入に関する過程や、現行のシステムの財政的仕組みを検討することを目的とした。更には、その検討の中において、システムの欠陥並びに社会保障全体を通しての財政バランスの限界を知ることで、日本の介護がいかにあるべきかを考察したものである。
 最初に、介護保険制度成立を中心にして、わが国の介護保険政策及びその財務環境についてマクロ的視点からの把握を行った。 続いて、制度が直面す高齢化問題を検討する中で、財務問題や、労働者問題などの展望を検討すると同時に、介護保険がこれから先も継続的に国民生活を支えていくためには、どのような要素が必要とされてくるかという点についても、国や利用者、介護(事業)者などの多面的な要求も踏まえながら考察した。
 そして、最終的にこれらを踏まえた上で、日本の介護保険制度がこの先にどのようなシステムを目指すべきなのか、あるいはどのようなシステムしか実現できないのかということについて、明らかにしたものである。
講評 今年度のゼミ全体に共通するテーマは「ケア論」だったと思います。子どもや若者、高齢者、障害をもつ人々、何らかの生きづらさを抱える人々の誰もが、お互いに支え合うことができる社会、そのような社会のなかで誰もがお互いにケアし、ケアされる関係のなかにこそ一人ひとりの生活の安定や幸福があるということ、そしてどうすればそのような関係が共有していけるのかという問いなどについて、一緒に学び、考えたことが、それぞれの卒業論文で表現されていると思います。
キーワード1 介護保険制度
キーワード2 介護報酬
キーワード3 医療保険制度
キーワード4  
キーワード5  
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