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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 山田 裕子 |
タイトル | 高齢者介護におけるグリーフケア ―看取りとの接点を考える― |
内容 | 人は生まれ、そして必ず死を迎える。それはすべての人に平等に存在し、命があるものには必ず死が訪れる。亡くなった後に訪れる悲しみは人によってさまざまだが、少なくとも晴々した気持ちになる人は少ないだろう。 では家族を支えるグリーフケアとは何なのか、高齢者家族におけるグリーフケアの現状と、高齢者家族に果たしてグリーフケアは推奨するべきなのかという疑問に対して本論では次のような章立てをしている。第一章では認知度の低いグリーフケアの定義と哲学的思考におけるグリーフを書いている。第二章では死因によるグリーフを様々な焦点から見つめ、種別によるケアを調べた。第三章では医療介護現場での看取りとグリーフケアの関係性にも焦点を当て、グリーフケアの現状を説明している。そして、グループホームへのインタビューもふまえて看取りとグリーフケアの接点と本当に高齢者家族にグリーフケアが必要なのかという点について考察している。 |
講評 | 今年のゼミ生は、全員3回生と4回生で実習に行き、一方、就職に関しては、介護関連に次々と決めていく手堅さを持っていた。ゼミでのやり取りは大変活発で、かつ笑いが絶えないものだった。ところが卒論作業は、前年の12月に同志社大学社会福祉学会のポスター発表制作のために共同作業で見せた勢いのある団結力で何とかなるようなものではなかった。それは当然で、卒業論文は個人の、孤独な作業に大きくよるものであるから。今年は、文献の要約は遅めではあったけれども、順序よく提出することができた。そして、それぞれのリサーチクエスチョンをフィールドに確かめにいくことができた。 早くスタートしたゼミ生が、着々と進めていく時に、他のゆっくりゼミ生が、明らかに影響を受けた。それでも、クラブ活動が10月まである学生は、すべてが済むまでスパートをかけずに進めていたし、関心領域が必要とする綿密な調査のプロセスを、手を抜かずに進めながら、互いに注意もし合うことができた。 スタートがゆっくりだった割には、10月過ぎからの追い込みがうまく行くのを見て、毎年ながら、ほっとする。そして、提出まで2ヶ月かけて、個人指導に当たるが、そのたびに指摘されたことに確実に応えてゆくプロセスに、大きな手応えを感じた。 |
キーワード1 | 「グリーフケア」 |
キーワード2 | 「看取り」 |
キーワード3 | 「死」 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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