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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | 福祉と教育の連携による子どもの福祉教育 ―“福祉”を身近に感じるために― |
内容 | 福祉教育は,社会福祉についての関心と理解を深め,社会福祉への主体的な参加と協働を促すことを目的としている.社会福祉協議会(以下,社協)と学校は,子どもに対する福祉教育の担い手の中心といえるが,福祉を専門としていない教員が福祉教育を行うということに限界がある一方で,社協の他をつなぐ,コーディネートの役割が十分に機能しているとは言い切れない. 本論文では,社協のコーディネート力の弱さを指摘し,子どもが知識を身につける過程である,小学校における「身につける」福祉教育の重要性を主張している.そして,小学校で行われている福祉教育の一つである「総合的な学習の時間」の現状,社協で行われている福祉教育の現状を明らかにし,今後子どもの福祉教育をどのように行っていくべきか,「身につける」福祉教育という視点を持って,キーパーソンとなる学校と社協の協働の在り方を示した.福祉教育によって,福祉は特別なものではなく“福祉は身近なものである”という認識を人びとが持つきっかけとなり,将来の地域福祉の担い手を育成することができると考え,結論とした. |
講評 | 福祉を専門としていない教員が福祉教育を行うということの限界と,社協のコーディネートの役割が十分に機能しているとは言い切れない.という厳しい指摘の上で,「身につける」福祉教育という視点で,将来の地域福祉の担い手を育成することができると考え,結論とした.批判的に検討している力作である. |
キーワード1 | 福祉教育 |
キーワード2 | 社会福祉協議会 |
キーワード3 | 学校 |
キーワード4 | 総合的な学習の時間 |
キーワード5 | |
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