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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 施設で育った子ども達の自立に関する考察 ~自立援助ホームの可能性~ |
内容 | 児童養護施設では18歳という年齢に達すれば、たとえその子どもが社会的に自立することが難しい場合でも施設での措置が解除されてしまう。特に家族に引き取り手がいない場合、住む場所を確保し、仕事をしながら収入を得て一人で生活していかなければならない。このように何らかの社会的支援が継続的に必要な子どもであっても、施設を退所さえすれば自立したとみなされ、社会的支援を受けれずにいる。このような状況を「強いられた自立」と呼び、本稿では問題視する。 さらに近年では、虐待を受けて入所に至るケースが増加している。このような現状を踏まえつつ、施設で暮らす子ども達の真の自立とはどのようなものか、そしてその真の自立のための援助とはどのようなものか、青少年の最後の砦である自立援助ホームの実践を取り上げながら考察した。 |
講評 | 今年度のゼミ全体に共通するテーマは「ケア論」だったと思います。子どもや若者、高齢者、障害をもつ人々、何らかの生きづらさを抱える人々の誰もが、お互いに支え合うことができる社会、そのような社会のなかで誰もがお互いにケアし、ケアされる関係のなかにこそ一人ひとりの生活の安定や幸福があるということ、そしてどうすればそのような関係が共有していけるのかという問いなどについて、一緒に学び、考えたことが、それぞれの卒業論文で表現されていると思います。 |
キーワード1 | ゆるがないもの |
キーワード2 | 基本的信頼感 |
キーワード3 | 愛着の再形成 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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