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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 自閉症児の保育に関する考察 ―子どもの成長・発達の視点から―
内容 子どもは誰一人として例外なく成長・発達する。障害があってもなくても、その子どもなりに成長・発達しているのである。そして、その成長を正しい方向へ導き、その子どもが幸せに、その子どもらしく成長・発達するのをサポートするのが保育者の役割であると筆者は考える。自閉症児も、成長が遅かったり偏ったりしているが、もちろん例外ではない。そこで本稿では、自閉症児の保育を取り上げて、「一人ひとりの子どもの成長・発達にあった保育」「一人ひとりと向き合う保育」について改めて考えることを目的とした。
まず自閉症について述べ、その中でも特に、自閉症児の特性に焦点を当てた。自閉症児のつまずきやすい発達過程は、障害がない子どもでもつまずきを示すことがあるからである。そして、子どもがどのように成長・発達していくのか、その発達過程のどの部分で自閉症児はつまずきを示すのかを、発達段階を追って改めて見ていった。それらを踏まえ、自閉症児の保育をエピソードを通して考察した。
講評 今年度のゼミ全体に共通するテーマは「ケア論」だったと思います。子どもや若者、高齢者、障害をもつ人々、何らかの生きづらさを抱える人々の誰もが、お互いに支え合うことができる社会、そのような社会のなかで誰もがお互いにケアし、ケアされる関係のなかにこそ一人ひとりの生活の安定や幸福があるということ、そしてどうすればそのような関係が共有していけるのかという問いなどについて、一緒に学び、考えたことが、それぞれの卒業論文で表現されていると思います。
キーワード1 自閉症
キーワード2 成長・発達
キーワード3 保育
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