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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 高齢者ケアの理想と実践に関する考察 ~ナラティヴに注目したこれからの高齢者ケア~
内容  現在高齢者ケアは変革期にある。後期高齢者医療制度、介護保険、年金など高齢者を取り巻く社会状況は大変複雑であるが、ケアをする、ケアをされるという行為には休みなどなく、混乱の中でも続けていかなければならないものである。実際に高齢者と関わっている現場の施設やそこで働く職員たちは、身を粉にして日々努力しているのだ。こうした実状を少しでも良い方向に導くための方法として注目されているのが「ナラティヴ」という考え方である。
 本稿ではこの「ナラティヴ」という考えに注目した「ナラティヴ・ケア」というものについて取り上げる。まず、そもそもケアをするとはどういったことなのか、そしてそこから筆者なりの理想の高齢者ケアというものについて述べ、高齢者ケアそのものについて見つめた。さらに変革期にある高齢者ケアの中で「ナラティヴ・ケア」の実践が持つ可能性や効果について考え、それらを踏まえたうえで、高齢者ケアのこれからというものについて考察した。
講評 今年度のゼミ全体に共通するテーマは「ケア論」だったと思います。子どもや若者、高齢者、障害をもつ人々、何らかの生きづらさを抱える人々の誰もが、お互いに支え合うことができる社会、そのような社会のなかで誰もがお互いにケアし、ケアされる関係のなかにこそ一人ひとりの生活の安定や幸福があるということ、そしてどうすればそのような関係が共有していけるのかという問いなどについて、一緒に学び、考えたことが、それぞれの卒業論文で表現されていると思います。
キーワード1 ケア
キーワード2 ナラティヴ
キーワード3 高齢者ケアのこれから
キーワード4  
キーワード5  
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