詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 京都におけるコンテンツ・ツーリズム-観光都市の魅力と課題- |
内容 | 映画・ドラマ・漫画・アニメ等をもとにした旅行行動や観光振興を指す「コンテンツ・ツーリズム」。本論文では、京都を舞台とした作品や登場する聖地、コンテンツに対する自治体の取組みを調査することで、京都ならではのコンテンツ・ツーリズムの魅力や課題を追究した。その結果、「歴史性」「優美性」という京都のイメージが大きく関係していることが明らかとなった。そのイメージがコンテンツに影響を及ぼし、京都ならではの独特な雰囲気や高い付加価値を与えている。文化や土産物の京都ブランドも活用され、コンテンツとのコラボレーション商品も様々だ。他に真似できないオンリーワンのコンテンツ・ツーリズムを提供できるのである。一方でイメージが課題にもなり得る。すでに観光地としてのイメージが強く、聖地として浸透させるのは困難だ。京都の伝統的イメージとコンテンツの大衆的イメージは相容れないという見方もある。文化としてのコンテンツへの理解や敬愛が必須である。 |
講評 | 2013年度の卒業研究は、きわめてバラエティに富んでいた。テレビのアイドル像、漫画の表現規制、妖怪のキャラクター化、ボーカロイト、表現の自由など、さまざまであった。アニメ、ゲーム、漫画、小説、表現規制など多岐にわたる。各人の関心や熱い思いが、個々の論文に反映されていて、読み応えがあった。資料的にはさらに探索すべき余地のある論考もあるが、取り上げたテーマに対する真摯な態度には、共感できるものが多かった。なかには400字で200枚近い力作もあり、熱意のほどがうかがえた。今年のゼミ生の数は30名近く。多人数であったため、個人指導という点では十分な指導が行えなかった点が反省点としてある。しかし、みんなそれぞれよくがんばったと思う。(竹内ゼミ) |
キーワード1 | コンテンツ・ツーリズム |
キーワード2 | コンテンツ |
キーワード3 | 観光 |
キーワード4 | 聖地 |
キーワード5 | 京都 |
戻 る |