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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 宝塚歌劇の100周年に向けた生き残り戦略 |
内容 | 本論では2014年に100周年を迎える宝塚歌劇の生き残り戦略をテーマに分析する。だがその前に、宝塚歌劇の衰退の原因として、チケット価格の値上げが消費者の経済状況に逆行していたこと、宝塚音楽学校のいじめ裁判が宝塚歌劇のイメージを汚して古くからの宝塚ファンに不信感を抱かせたこと、韓流ブームに宝塚ファンの一部をもっていかれたことが考えられる。そして本題である宝塚歌劇の生き残り戦略に関しては、既存のファンを喜ばせる役替わり公演や特別出演公演の上演と、新規ファン獲得のための有名作を原作とした演目の上演や外部メディアへの積極的な露出の大きく2つに分けることが出来る。しかし全体を通して考えると、宝塚歌劇団は100周年を迎えられるまでに復活はしたが、劇団の戦略は新規ファンや一般ウケを狙ったものが多かったように思われる。新規顧客と既存の顧客のどちらかに片方に重点を置かず、両者が折り合える点を見つけることができれば、宝塚歌劇は日本の伝統芸能のひとつとして、今後も人々に感動を与え続けることが出来るはずである。 |
講評 | 2013年度の卒業研究は、きわめてバラエティに富んでいた。テレビのアイドル像、漫画の表現規制、妖怪のキャラクター化、ボーカロイト、表現の自由など、さまざまであった。アニメ、ゲーム、漫画、小説、表現規制など多岐にわたる。各人の関心や熱い思いが、個々の論文に反映されていて、読み応えがあった。資料的にはさらに探索すべき余地のある論考もあるが、取り上げたテーマに対する真摯な態度には、共感できるものが多かった。なかには400字で200枚近い力作もあり、熱意のほどがうかがえた。今年のゼミ生の数は30名近く。多人数であったため、個人指導という点では十分な指導が行えなかった点が反省点としてある。しかし、みんなそれぞれよくがんばったと思う。(竹内ゼミ) |
キーワード1 | 宝塚歌劇 |
キーワード2 | 100周年 |
キーワード3 | いじめ裁判 |
キーワード4 | 役替わり |
キーワード5 | ヅカファン |
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