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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 暴走する漫画表現規制 |
内容 | 昨今、青少年保護、児童ポルノ取締り強化の観点から、法律や条例により漫画の表現に規制を加えようとする動きが活発化している。子どもたちを守るという名目で推進される表現規制に対し、漫画における出版、表現の自由を守るべきという出版、制作サイドとの対立が深刻化している。アニメや漫画の表現規制が盛り込まれた東京都の青少年健全育成条例の改正案が可決されたことに対し、各出版社が東京国際アニメフェアへの出展をボイコットするといった騒動は記憶に新しい。今回の論文では漫画への表現規制が与える影響やその背景を研究した。2010~2011年にかけて話題となった東京国際アニメフェアへの出展ボイコット騒動を例に取り上げ、行政側や各出版社側、大衆のの発言などをもとに、表現規制がもたらした影響や問題点を洗い出した。それを踏まえ、抱えている課題や今後の可能性、展望についても考察した。 |
講評 | 2013年度の卒業研究は、きわめてバラエティに富んでいた。テレビのアイドル像、漫画の表現規制、妖怪のキャラクター化、ボーカロイト、表現の自由など、さまざまであった。アニメ、ゲーム、漫画、小説、表現規制など多岐にわたる。各人の関心や熱い思いが、個々の論文に反映されていて、読み応えがあった。資料的にはさらに探索すべき余地のある論考もあるが、取り上げたテーマに対する真摯な態度には、共感できるものが多かった。なかには400字で200枚近い力作もあり、熱意のほどがうかがえた。今年のゼミ生の数は30名近く。多人数であったため、個人指導という点では十分な指導が行えなかった点が反省点としてある。しかし、みんなそれぞれよくがんばったと思う。(竹内ゼミ) |
キーワード1 | 表現規制 |
キーワード2 | 漫画 |
キーワード3 | アニメ |
キーワード4 | 児童ポルノ |
キーワード5 | 青少年 |
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