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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | ソーシャルメディアの大衆化がファン行動に与えた影響 |
内容 | 近年当たり前のように使われるようになったソーシャルメディアの比較論として、ソーシャルメディアがファン文化やファン行動に与えた影響について考察したのが本論である。インターネットの大衆化とソーシャルメディアの普及により、人々は他者と容易につながることができるようになり、自己発信の術を得た。例えば、ファン文化においては、ソーシャルメディアはタレントやファンとのより擬似直接的な交流、匿名下での積極的な発言など、様々な変化をもたらした。これらによって、ファン行動はタレントにもファンにも「自分の発信が他人に必要とされる」という考えを与え、テレビや新聞、ラジオといったこれまでのメディアでは不可能であった新しい形の交流を提示したが、一方で炎上やサジェスト汚染などの誹謗中傷といった、インターネットが持つ情報蓄積性や拡散性の怖さをも教えた。メディアリテラシーやマナー、常識をしっかりと意識して使えば、ソーシャルメディアの恩恵は今後もファン行動で役立つものであると思われるだろう。 |
講評 | 2013年度の卒業研究は、きわめてバラエティに富んでいた。テレビのアイドル像、漫画の表現規制、妖怪のキャラクター化、ボーカロイト、表現の自由など、さまざまであった。アニメ、ゲーム、漫画、小説、表現規制など多岐にわたる。各人の関心や熱い思いが、個々の論文に反映されていて、読み応えがあった。資料的にはさらに探索すべき余地のある論考もあるが、取り上げたテーマに対する真摯な態度には、共感できるものが多かった。なかには400字で200枚近い力作もあり、熱意のほどがうかがえた。今年のゼミ生の数は30名近く。多人数であったため、個人指導という点では十分な指導が行えなかった点が反省点としてある。しかし、みんなそれぞれよくがんばったと思う。(竹内ゼミ) |
キーワード1 | ソーシャルメディア |
キーワード2 | インターネット |
キーワード3 | ファン文化 |
キーワード4 | ファン行動 |
キーワード5 | 相互発信 |
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