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学科 メディア学科
年度 2013
ゼミ名 竹内 長武
タイトル 魔法少女アニメのヒロインと社会との関係性
内容  現在の魔法少女アニメは、過去のそれと比べ大きく変化している。特に変化したのがヒロインたちだ。1983年に放映が開始された「魔法の天使クリィミーマミ」は普通の女の子とアイドルとの二重生活を描いている。その後、約10年が経過し、1992年に放映された「美少女戦士セーラームーン」では主人公たちの日常を描きつつも、戦士となって仲間と共に敵と戦うという”戦う少女”も登場するようになった。本論文は、魔法少女アニメの変容が現実社会やその時代の女性や社会的に流行したものと深く関わりがあるのではないかということ研究したものである。研究対象は主に、1980年代、1990年代、2000年代以降の魔法少女アニメのヒロインである。1960年代、1970年代からの魔法少女アニメ黎明期を研究するより、ある程度成長した1980年代以降を中心に研究している。全体の構成としては、1章でアニメにおけるヒロインと魔法少女の歴史を明らかにし、2章では1980年代、3章では1990年代、4章では2000年代以降の魔法少女アニメのヒロインと社会との関係性について分析し、言及する。
講評 2013年度の卒業研究は、きわめてバラエティに富んでいた。テレビのアイドル像、漫画の表現規制、妖怪のキャラクター化、ボーカロイト、表現の自由など、さまざまであった。アニメ、ゲーム、漫画、小説、表現規制など多岐にわたる。各人の関心や熱い思いが、個々の論文に反映されていて、読み応えがあった。資料的にはさらに探索すべき余地のある論考もあるが、取り上げたテーマに対する真摯な態度には、共感できるものが多かった。なかには400字で200枚近い力作もあり、熱意のほどがうかがえた。今年のゼミ生の数は30名近く。多人数であったため、個人指導という点では十分な指導が行えなかった点が反省点としてある。しかし、みんなそれぞれよくがんばったと思う。(竹内ゼミ)
キーワード1 魔法少女
キーワード2 アニメ
キーワード3 ヒロイン
キーワード4 女性
キーワード5 社会
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