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学科 メディア学科
年度 2013
ゼミ名 青木 貞茂
タイトル チューインガム市場が縮小傾向にある中、なぜロッテ「Fit’s」は大ヒットすることができたのか。
内容 ロッテ「Fit’s」は、チューインガムを噛まなくなった人や噛まない人が多い10~20代の若者をターゲットにした。従来のチューインガム商品のCMが物理的価値を訴える中、噛むことでリラックスができ、噛む楽しさなどの情緒的価値やコミュニケーションツールとしての価値をダンスや歌、ゆるキャラなどを用いて、ゆるく楽しく伝えた。その「Fit’s」が表現するチューインガムの価値と仲間とゆるく繋がっていたいと考える若者の潜在的価値が一致し、大ヒットに繋げることができたと考えられる。また、若者のチューインガムに対する不満を見事に払拭し、チューインガムとしてではなく、新しい商品としての認識に成功したことも大ヒットの大きな要因である。そして、若者が関心をもつ様々なメディアを使うことによって、目に触れる機会を増やし、効率的に広報活動を行った。これらによって、若者だけでなく幅広い世代にも普及し、さらに売り上げを伸ばすことができたと考えられる。
講評 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、
ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。
広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった
ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。
キーワード1 Fit’s
キーワード2 チューインガム
キーワード3 若者
キーワード4 リラックス
キーワード5 コミュニケーションツール
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