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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 日本のコーラ市場における成功したブランドコミュニケーションの分析―コカ・コーラの事例― |
内容 | 現在のコーラ市場は2強の時代である。トップシェアは日本コカ・コーラ社のコカ・コーラであり、次にサントリーのペプシコーラが続く。両社の中でも日本コカ・コーラ社が高いシェアを誇っているのだが、この2社の差はどこにあるのだろうか。まず、特筆すべきは2社の間にある「流通網の差」である。たとえば、日本コカ・コーラ社は全国に98万台もの自動販売機網を整備しており、2位のサントリーが44万台であるから、日本コカ・コーラ社はサントリーに対して実に約2倍もの差をつけた流通網を確保している計算になる。しかし、私には流通網の差がそのまま1位と2位の売り上げの差につながっているとは思えない。欲しいものが欲しいときに買うことができる時代である。自販機が近くにあったとしても、コカ・コーラよりもペプシコーラ、メッツコーラが欲しいならば大きな苦も無く買うことができるだろう。私はコカ・コーラとペプシコーラのシェアの割合の差は自販機の数よりももっと別の部分である2社によるマーケティング内容の違いが生み出していると考える。この論文ではマーケティング内容の違いを2社の間にあるシェア率の差に帰結したい。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | コーラ |
キーワード2 | ブランディング |
キーワード3 | 広告 |
キーワード4 | CM |
キーワード5 | 生活者 |
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