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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | サガミオリジナル002「LOVE DISTANCE」はなぜ成功したのか |
内容 | 日本で初めてゴールデンタイムに放送され大きな成功を収めたコンドームのCM、サガミオリジナル002「LOVE DISTANCE」。その成功要因を探るべく、CM内で流れる「それでも、愛に距離を。」というメッセージに沿ってターゲット層の愛の捉え方を分析した。 女性の社会進出や男女平等が叫ばれ始めたことを契機として、若者の恋愛のあり方は男性がリードするスタイルから男女が歩み寄るようなスタイルへと少しずつ変容していった。また、今時の若者は必ずしも結婚を目的とした付き合いをしているわけではない。それはコンドームを使用する目的が単なるバースコントロールだけではなく、パートナーの人生を守るためにもなったことを示している。さらに新幹線などの交通手段や携帯電話やインターネットの普及は、彼らに遠距離恋愛という選択肢を与えた。 だがこのような背景があった一方で、恋愛において今も昔も変わらないことは「障害」がある方がドラマティックになるということである。会えない時間に相手に思いを募らせることでより愛が深まるのである。「LOVE DISTANCE」はそう言う意味で、恋愛において今と昔で変わったことと変わらないことの要素を組み合わせた内容になっている。それがこのCMの大きな成功要因であったと考えられる。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | コンドーム |
キーワード2 | セックス |
キーワード3 | 恋愛 |
キーワード4 | 遠距離恋愛 |
キーワード5 | CM |
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