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学科 メディア学科
年度 2013
ゼミ名 青木 貞茂
タイトル 若者を中心とした仏像ブーム現象における広告キャンペーンの成功理由とは何か。
内容 豊かで便利だが、大量の情報が溢れ、真実が何かわかりにくい現代社会。若者は、不安やストレスを抱え、未来への希望もない。「癒し」に関する商品やサービスが多く消費されている。そのような時代において、『見仏記』や『聖☆おにいさん』などのサブカルチャー的メディアによって仏像を身近なものに感じさせ、「スピリチュアルブーム」により宗教に対するガードを緩めさせた。また、JR東海「うましうるわし奈良」キャンペーンが展開され、奈良に行かないと味わうことのできない感動があることを広告表現に盛り込み、仏像の姿を生き生きと映し出すことで、「奈良へ仏像を見に行かなければ」という気持ちにさせた。一連のメディアが様々な方向から訴えかけ、大々的な広告キャンペーンを実施し、若者の心に響く広告を打ち出した結果、堅苦しく難しいという仏像のイメージが新鮮で親しみやすいものへと変化し、消費行動が起こり、「仏像ブーム現象」となった。
講評 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、
ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。
広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった
ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。
キーワード1 仏像ブーム現象
キーワード2 サブカルチャー
キーワード3 若者論
キーワード4 地域ブランド
キーワード5  
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