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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 東日本大震災後のサントリーとエステー、2社のCMの好感度が共に高かったのはなぜか |
内容 | 東日本大震災後、全く表現方法が異なり、広告費の規模にも大きな差があるこの2社のCMがなぜ共に日本人の心に響く作品となったのか。また、このような広告表現となった必然性とは何だったのかについて分析する。 サントリーは、①「71名の著名人」が「坂本九の名曲」を歌ったこと、②シンプルな編集でドキュメンタリー映像のようにしていること、③人間臭いストーリーを良いとする表現美学とそして利益還元の文化活動に重きを置く企業精神から、商品を一切登場させないこと。これらの理由から、『日本人の絆』を表現することに成功した。 エステーは、①『日常に戻ろう』というメッセージが効果的で、且つ消臭力のような日常にあるものを売るエステーだからこそ伝えられるものだったこと、②企業人格をぶらさず、震災後も「三枚目」だからこそできる表現を貫き通したこと。これらの理由から、斬新で一見コミカルながらも大きな感動を与える作品となった。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | 東日本大震災 |
キーワード2 | サントリー |
キーワード3 | エステー |
キーワード4 | CM |
キーワード5 | 好感度 |
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