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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 規制されていく状況下においてJTが行う広告戦略について |
内容 | 現在、世界的にたばこは健康を害する「悪」とみなされ、たばこ広告は規制され見かける機会はほとんどない。広告だけでなく映画などの様々なメディア上でもたばこはタブーとして捉えられ、登場する機会も少ない。このような状況の中で、広告や映画などのメディアが作り上げた「かっこいい」「魅力的」といったイメージは激変してしまったのである。 そして現在たばこはイメージのレベルではなく反社会的なものとして認識されている。 JTは、マナー広告と大人たばこ養成講座で一連の広告戦略を行った。機知に富んだマナー広告や、ユーモアあふれる大人たばこ養成講座は単に社会的な共感やイメージアップを狙ったものではなく、たばこは健康を害するという理由から「悪」とみなされていたのにも関わらず、スピンという手法により一連の広告で「マナーを守らないこと」が悪という形で論点をずらし、社会的に受け入れてもらおうというたばこの生存戦略である。 |
講評 | 青木ゼミの卒論では、広告表現、広告メディア、広告クエリエーター、キャンペーン、 ブランド、文化、環境などに関する具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などがあります。ゼミ生が、実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告 を企画・立案した経験に立脚して問題意識を発展させた上で書かれた力作論文です。 広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといった ようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
キーワード1 | たばこ広告 |
キーワード2 | 生存戦略 |
キーワード3 | 認知のコントロール |
キーワード4 | マナー |
キーワード5 | ユーモア |
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