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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | バラエティ番組における罰ゲーム ~クレームの付き方~ |
内容 | 昨今、バラエティ番組の内容に対し、クレームが多く集まるようになった。この論文ではその中から、罰ゲームに焦点を当て、クレームの付き方を考察した。まず民放が制作する番組内で行われた罰ゲームを分類別に分けた。その次に、BPO(放送倫理・番組向上機構)に寄せられたクレーム内容を集積し、民放番組内の罰ゲームと同様に分類した。主な分型は打撃・衝撃系、恐怖系、恥ずかしい系、飲食物系、生き物系、変化系などであった。 そして民放の罰ゲームとBPOのクレームを比較することで、罰ゲームの種類によってのクレーム数の大小を分析した。結果、クレームが付きやすい罰ゲームとクレームが付きにくい罰ゲームが判明した。 その二つの罰ゲームの差には、罰ゲーム対象者を殴るなどの視覚的な攻撃があるか、またその罰ゲームを視聴者が実現可能かという点があった。 |
講評 | それぞれの個性が光る卒論がそろった。いずれも、文献研究にとどまらず、新聞記事の内容分析など、何か自分の手で情報を収集し、自分なりに分析してみる段階に至った点を高く評価したい。 3回生の時点からゼミ生は、視野を広げる取り組みを続けてきた。社会のさまざまな問題に関心を持つ。そして「問い」を立てる。新聞の記事やテレビのニュースなどを素材に、グループ・ディスカッションやディベートを行ってきた。徐々に自分なりの問題意識を育めたはずである。 自分で選んだテーマにせよ、どのような先行研究があるのかを調べ上げ、読み進めないことには、研究の土台は築くことができない。指導ではそれを強調したつもりである。先行研究を探していると、さまざまな研究が既になされていると気づく。自分に何ができるのか考える。そこがスタートラインである。 提出された作成途上の論文に対して、何度も書き直しを求めた。苦しい体験になったかもしれない。が、大学卒業までに一度は経験しておいてよい過程と言えるだろう。 それにしても、4回生に入る前から、卒論への助走を始めたはずなのに、春学期から夏休みにかけては、全体として取り組みが停滞してしまったのはなぜなのか。自分で選んだテーマなのに、どうしたことか。「11月下旬までに完成させ、12月は卒業旅行の計画を立てる」という目標は、夢のまた夢となってしまった。 |
キーワード1 | クレーム |
キーワード2 | 罰ゲーム |
キーワード3 | BPO |
キーワード4 | 放送倫理 |
キーワード5 | 視聴者 |
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