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学科 メディア学科
年度 2013
ゼミ名 小黒 純
タイトル 全国紙の国際報道における全国紙の横並び~チュニジア・ジャスミン革命を例に~
内容 「国際報道における全国紙の横並び」~チュニジア・ジャスミン革命を例に~を研究した。ジャスミン革命を例に全国紙五紙(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日経新聞)が横並びしているかを比較した。研究方法は、全国五紙を集め、その比較をする。期間はジャスミン革命の報道が活性化した2011年1月14日~1月27日の二週間。比較項目は文字数、記事数、ニュースソース、発信源、記事の分類、総括記事、共通記事、記事内容、第一面の九個。その九個を比較し、「横並び報道」であるか調べた。項目と、グラフも使うことにした。その結果、横並びはしていないが、横並び傾向はある。また横並びの度合いは新聞によって違いがあるという結論に下った。例えば、各紙の単独記事は25%であった。しかし、朝日新聞は37%の単独記事があったのに対して、読売新聞は単独記事の割合が8%と、かなり少なかった。

講評  それぞれの個性が光る卒論がそろった。いずれも、文献研究にとどまらず、新聞記事の内容分析など、何か自分の手で情報を収集し、自分なりに分析してみる段階に至った点を高く評価したい。
 3回生の時点からゼミ生は、視野を広げる取り組みを続けてきた。社会のさまざまな問題に関心を持つ。そして「問い」を立てる。新聞の記事やテレビのニュースなどを素材に、グループ・ディスカッションやディベートを行ってきた。徐々に自分なりの問題意識を育めたはずである。
 自分で選んだテーマにせよ、どのような先行研究があるのかを調べ上げ、読み進めないことには、研究の土台は築くことができない。指導ではそれを強調したつもりである。先行研究を探していると、さまざまな研究が既になされていると気づく。自分に何ができるのか考える。そこがスタートラインである。
 提出された作成途上の論文に対して、何度も書き直しを求めた。苦しい体験になったかもしれない。が、大学卒業までに一度は経験しておいてよい過程と言えるだろう。
 それにしても、4回生に入る前から、卒論への助走を始めたはずなのに、春学期から夏休みにかけては、全体として取り組みが停滞してしまったのはなぜなのか。自分で選んだテーマなのに、どうしたことか。「11月下旬までに完成させ、12月は卒業旅行の計画を立てる」という目標は、夢のまた夢となってしまった。
キーワード1 国際報道
キーワード2 横並び
キーワード3 ジャスミン革命
キーワード4  
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