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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 男性ファッション誌POPEYEのリニューアルに関する研究 ~計量的内容分析から~ |
内容 | 男性ファッション誌POPEYEが2012年5月発売号から行った誌面リニューアルの前後を計量的内容分析によって比較し、変化を捉えることでそのリニューアルの実態を明らかにすることを目的とした。全ページの言及分野の割合をカウントし比較することを主とした系統別比較と、表紙ページの言及分野、表現形式等を比較した時系列分析の二つの方法によって分析を行った。その結果、両分析に共通してリニューアル前はファッションの分野が多くを占めていたのに対し、リニューアル後ではレジャーや文化、インテリアなどの様々な分野へ言及した割合が増加していることが分かった。先行研究を参照しながら考察を行い、このリニューアルはPOPEYEの原点回帰を狙ったものであると結論付け、それに加えて創刊当時のアメリカ的ライフスタイル・マガジンから現代のシティボーイのためのライフスタイル・マガジンとなっている点が異なっていると指摘した。 |
講評 | それぞれの個性が光る卒論がそろった。いずれも、文献研究にとどまらず、新聞記事の内容分析など、何か自分の手で情報を収集し、自分なりに分析してみる段階に至った点を高く評価したい。 3回生の時点からゼミ生は、視野を広げる取り組みを続けてきた。社会のさまざまな問題に関心を持つ。そして「問い」を立てる。新聞の記事やテレビのニュースなどを素材に、グループ・ディスカッションやディベートを行ってきた。徐々に自分なりの問題意識を育めたはずである。 自分で選んだテーマにせよ、どのような先行研究があるのかを調べ上げ、読み進めないことには、研究の土台は築くことができない。指導ではそれを強調したつもりである。先行研究を探していると、さまざまな研究が既になされていると気づく。自分に何ができるのか考える。そこがスタートラインである。 提出された作成途上の論文に対して、何度も書き直しを求めた。苦しい体験になったかもしれない。が、大学卒業までに一度は経験しておいてよい過程と言えるだろう。 それにしても、4回生に入る前から、卒論への助走を始めたはずなのに、春学期から夏休みにかけては、全体として取り組みが停滞してしまったのはなぜなのか。自分で選んだテーマなのに、どうしたことか。「11月下旬までに完成させ、12月は卒業旅行の計画を立てる」という目標は、夢のまた夢となってしまった。 |
キーワード1 | 男性ファッション誌 |
キーワード2 | POPEYE |
キーワード3 | リニューアル |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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