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学科 メディア学科
年度 2013
ゼミ名 小黒 純
タイトル ツイッターを活用した双方向性ニュース番組の実際 ~双方向性番組におけるツイッター利用の意義~
内容 近年、ツイッターと連携したテレビ番組が目立つようになった。こういった番組作りは、ツイッターに代表されるマイクロブログが隆盛し、テレビ番組を視聴しながらにしてツイッターなどのマイクロブログに意見を投稿するソーシャルビューイングという視聴スタイルが盛んに行われた結果として当然の流れのように思える。そこで、ツイッターの特徴、ツイッターを活用した双方向性番組の制作に至った経緯を紐解くと共に、実際にNHKにて制作?放送されている「NEWSWEB」を取り上げ、番組としての新しい形はどこにあるのか、実際にツイッターはどのように活用されているのかを明らかにすべく分析する。分析を通して「NEWSWEB」が全く新しい形の報道番組であること、番組内容に直接的に影響を与える引用ツイートは、番組に寄せられる全ツイートの中でもごくわずかであり、そういったツイートでもコンテンツの解説に沿った内容がほとんどであることが明らかとなった。こうしたことから従来の双方向性を意識した番組作り(FAXや電話などの活用)と質的には変わりなく、あえてツイッターを利用する必要性は感じない。こうしたソーシャルメディアを利用した番組には新しい技術の利便性をどれだけ公益性に繋げられるかが課題として残ると考えられる 。
講評  それぞれの個性が光る卒論がそろった。いずれも、文献研究にとどまらず、新聞記事の内容分析など、何か自分の手で情報を収集し、自分なりに分析してみる段階に至った点を高く評価したい。
 3回生の時点からゼミ生は、視野を広げる取り組みを続けてきた。社会のさまざまな問題に関心を持つ。そして「問い」を立てる。新聞の記事やテレビのニュースなどを素材に、グループ・ディスカッションやディベートを行ってきた。徐々に自分なりの問題意識を育めたはずである。
 自分で選んだテーマにせよ、どのような先行研究があるのかを調べ上げ、読み進めないことには、研究の土台は築くことができない。指導ではそれを強調したつもりである。先行研究を探していると、さまざまな研究が既になされていると気づく。自分に何ができるのか考える。そこがスタートラインである。
 提出された作成途上の論文に対して、何度も書き直しを求めた。苦しい体験になったかもしれない。が、大学卒業までに一度は経験しておいてよい過程と言えるだろう。
 それにしても、4回生に入る前から、卒論への助走を始めたはずなのに、春学期から夏休みにかけては、全体として取り組みが停滞してしまったのはなぜなのか。自分で選んだテーマなのに、どうしたことか。「11月下旬までに完成させ、12月は卒業旅行の計画を立てる」という目標は、夢のまた夢となってしまった。
キーワード1 ツイッター
キーワード2 テレビ番組
キーワード3 双方向性
キーワード4  
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