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学科 | メディア学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 河崎 吉紀 |
タイトル | 奨学金の返還滞納問題 ‐新聞記事の分析とインタビュー調査を中心に‐ |
内容 | 近年、日本学生支援機構の貸与奨学金を利用して大学進学を果たす若者 が多くなったが、卒業後に返還できず、返還滞納の増加が問題視されるようになった。メディアで報道されると視聴者や読者の反応は「借りたものは返す」、「返せないのならば借りるべきではない」などの自己責任論ばかりが目立つが、そこには当事者意識はなく、奨学金滞納問題の本質的な部分が理解されていない。それは様々な社会的要因を含んでおり、不安定雇用の増加や授業料の上昇、不十分な奨学金教育、給付型奨学金などの公的支出が少ないなどがあげられる。滞納者の多くは十分な生活すら望めない中で、奨学金返還に苦悩している。そういった生活実態をメディアでは報道されていないが、それは報道枠に限界があり、滞納問題を深く取り上げることができないでいる。返還困難な人への救済策が不十分であること、厳しい支払催促が強化されていて、生活が困窮していることなどを若者が声を上げて、メディアと協力し、政府や国民に訴えかけていくことが解決に結びつくだろう。 |
講評 | 個人的な興味や関心を普遍性をもつ研究テーマに改め、先行研究を整理し、調査によって発見または検証が行われたことを評価する。 |
キーワード1 | 奨学金滞納 |
キーワード2 | ローン |
キーワード3 | 給付奨学金 |
キーワード4 | 日本学生支援機構 |
キーワード5 | 奨学金教育 |
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