詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 農業法人が日本の農業を担うのか |
内容 | 現在の日本の農業は大きな変化に直面している。戦後以降日本の農業の基本理念であった農地法の改正が2009年に行われ、その内容が大幅に修正されたのである。農地法では、それまでは自作農主義を貫き、農地は所有者が耕作することが適当であるという立場を基本理念としていたが、2009年の法改正において、農地は農地として利用することが望ましいという考え方に変更がなされた。その背景には、高度経済成長における重工業化によって第二次産業が大きく拡大し、日本の産業構造が大きく変化したことや、それに伴う所得や消費の変化が国民生活を大きく変えたことが要因として考えられる。こういった状況の中で今後期待が高まっているのが農業生産法人である。その生産力の高さと、土地利用の観点から注目が集まっている。一方で、集落営農と呼ばれる営農方式も、日本的な農業に見受けられる共同意識を基盤とした方法として注目すべき事柄である。 |
講評 | 学校教育16年間の集大成として、各人の問題意識に基づき卒論を執筆した。時間をかけて問題設定を練り、資料を集めた人ほど優れた成果を挙げている。取り組みが十分でなかった人は、論点が曖昧だったり、主張の根拠が不十分だったりしている。執筆過程に対する各自の反省を今後の生活に活かすことを期待している。 |
キーワード1 | 農地法 |
キーワード2 | 農地改革 |
キーワード3 | 家制度 |
キーワード4 | 農業生産法人 |
キーワード5 | 集落営農 |
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