詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 日本の大衆はジャーナリズムになり得るのか ―ネットと既存ジャーナリズムとの共生の可能性― |
内容 | 近年、情報社会は大きく変化している。20年ほど前までは情報を得るメディアと言えば新聞、テレビ、ラジオ程度だったが、近年ではネットや携帯電話、スマートフォンなどからも手軽に情報を得ることが可能となっている。だがそれと同時に、情報が溢れかえったことで事実無根な情報も人々に簡単に行き渡るようになった。特にネットなどの比較的新しいメディアでは、新聞やテレビなど既存のメディアに比べてそういった無根拠な情報の蔓延が顕著である。 本論文ではそういった情報社会を生きる私たちにとってのよりよい情報入手手段の一つとして、「ネットと既存メディアの共生」という可能性に着目した。既存のメディアの特性、現状の把握、それに対してネットという新たなメディアが行うジャーナリズム活動にはどのような特性があるのか。また、これら二つが共生することでどういった情報社会になっていくことが望めるのかを考察した。その結果、既存のジャーナリストは「調査報道」と「ニュースの価値判断」を提供、ネットで情報発信をするアマチュアジャーナリストは「取材のきっかけ」や「報道の見張り番の役割」を提供することで、双方の利点が融合した新たなメディアが成立する可能性があることがわかった。 |
講評 | 学校教育16年間の集大成として、各人の問題意識に基づき卒論を執筆した。時間をかけて問題設定を練り、資料を集めた人ほど優れた成果を挙げている。取り組みが十分でなかった人は、論点が曖昧だったり、主張の根拠が不十分だったりしている。執筆過程に対する各自の反省を今後の生活に活かすことを期待している。 |
キーワード1 | ネット |
キーワード2 | 新聞 |
キーワード3 | ジャーナリズム |
キーワード4 | メディア |
キーワード5 | |
戻 る |