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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 児童養護における社会的養護のあり方 ―家庭的養護普及を目指して― |
内容 | かつて児童養護施設に入所している児童は両親ともにいない児童が多数を占めていた。しかし、現代では被虐待児が増加するなど、親がいる児童がほとんどである。被虐待児は心に傷を負っていて、援助が困難であるので、より家庭的で個別的なケアが求められ、家庭的養護の重要性が指摘されるようになった。しかし、日本では施設養護と家庭的養護の割合は9:1と、施設養護が圧倒的である。本論文では、施設養護と家庭的養護のそれぞれのメリット、デメリットからこれからの社会的養護のあり方について、考察する。 また、アメリカやイギリスなど海外では日本とは逆に家庭的養護が主流である。さらに再統合や養子縁組を積極的に支援するパーマネンシーの理念で児童養護政策を行っている。そのアメリカやイギリスの動向を比較しながら、日本の社会的養護が充実するための方策も考察していく。 |
講評 | 19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。 |
キーワード1 | 社会的養護 |
キーワード2 | 家庭的養護 |
キーワード3 | 再統合 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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