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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 留守家庭児童の支援体制に関する考察 ―学童保育を中心として― |
内容 | 共働き家庭が社会において一般化しはじめた近年、留守家庭児童の支援のあり方について見直す必要があると思われる。 留守家庭児童の「生活の場」である学童保育の現状には多くの課題が残されており、学童保育が子どもたちにとって安全で安心できる場として保障されているとは言い切れない。このような課題を解決するには、国や自治体の理解が不可欠である。国や自治体は、少子化対策のため、学童保育の充実・強化に向けての様々な施策に取り組みはじめている。一方で、予算削減を目的として、すべての児童を対象に遊び場を提供する「全児童対策事業」と留守家庭児童の生活の場である「学童保育」の統合を図る施策を打ち出した。その統合は、「子どもたちの最善の利益」のための施策と言えるのかについて考察する。 最後に、地域の取り組みを例にあげ、社会全体で子どもたちを支える仕組みとその必要性について述べる。 |
講評 | 19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。 |
キーワード1 | 留守家庭児童 |
キーワード2 | 学童保育 |
キーワード3 | 全児童対策事業 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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