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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | 中国経済と人事制度の発展変化 |
内容 | 近年、中国経済は早いスピードで発展しているので、中国は世界経済の中心になると思う人がいるかもしれない。しかし、少ない社会主義国家の一つである中国は経済の発展に問題を抱えている。また、いろいろな社会問題も出てきた。この問題の中では人事制度問題が焦点になっている。人事制度問題が解決されたら、社会は安定し、経済を発展させることができる。また私は大学で日本の人事制度について勉強したので、自分の国の人事制度はどうなっているのかを考えようと思った。企業制度、人事制度は経済発展にどんな影響を与えるのかと疑問に思った。それゆえ、中国の人事制度の発展変化と経済の関係を卒論で取り上げる事にした。 今回、これらを知るために、中国が建国してから今までの経済、企業制度、人事制度に関する資料を調べた。中国経済体制は建国初の経済計画から市場経済に変わり、改革開放によって現在のグローバル経済になった。経済変化の段階に企業制度と人事制度も大きな変化があった。したがって、経済の発展に企業制度、人事制度は影響を与えているが、企業制度、人事制度も経済の発展を促進する。そのため、企業の人事制度問題は重要な問題である事がわかった。 |
講評 | 介護現場への外国人労働者の受け入れ、日本に適した成果主義とは、日本農業とTPP、過労死や長時間労働、教育格差、児童虐待と貧困保育サービスの拡充と保育士の労働、中国の人事システム、大学教育の質向上と構造改革等、今年も卒論のテーマはさまざまであった。テーマはさまざまであるけれど、どの卒論も書いた学生にとっては、そのテーマを選ぶ必然性があるものである事は、卒論授業を通して感じていた。つまりゼミ生の今という時代に対するアンテナは確かに鋭敏なのである。 しかし、必然的に掲げられたテーマについてどれだけ迫り得たかというと、やはり今年も二極分化していたと思う。毎年、私のゼミではEVE前に卒論の草稿を提出してもらう。その時点で、ネットに漂っている情報を適当にまとめて卒論にしたものとある程度文献にあたって、文献と格闘しながら書いたものに分かれていた。つまり卒論にかけた時間が全く違っていた。つまり、テーマに対する本気度が異なっているように見受けられた。 なぜこうなってしまうのか。それはやはり学ぶという事に対する浅薄な理解の故ではないかと思う。これは、つまりはそのようなゼミの時間しか皆さんと共有できなかった私の自戒にも他ならないのだが、学ぶことは各種の試験を突破するためであって、どうも働き生きていくこの自分とは無関係と思われているように見える。しかし、学ぶ事は働き生きていく上での最大の武器なのだ。 皆さんが卒論に取り組み始めた頃に、3年ほど前に卒業したゼミ生が訪ねて来てくれた。彼が担当しているのは京都の中心部の再開発である。中心部の再活性化には女の人がとにかく来てくれる、住んでくれる町にしなければいけないが、なにかそのヒントになる事はないかだろうかといって、会いに来てくれたのだ。その時、彼は手ぶらで来たのではなかった。自分なりに調べたデータをまとめたレジュメを手に現れた。彼が言うには、町の開発には感性が必要であることは間違いないけど、これだっという感覚を説得的に他者に伝えるには論理、つまりデータが必要不可欠だからだそうだ。 彼の作ったレジュメをみた時、産業関係実習での発表と似たことをしているのだと思った。もちろん単なる発表ではない。それによって組織が動き、お金が投下され、事実として町が変わる。そういう意味では学校の勉強とは違う。しかし、そこで彼が使用している手法は間違いなく大学で身につけた事と重なっていた。 |
キーワード1 | 計画経済 |
キーワード2 | 改革開放 |
キーワード3 | 企業制度 |
キーワード4 | 人事制度 |
キーワード5 | 労働組合 |
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