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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 小山 隆
タイトル 負の世代間連鎖を断ち切るために
内容  児童虐待やドメスティック・バイオレンス、アルコール依存症などは、世代間で連鎖すると言われることがある。この論文では、親子関係や子どものその後の人生に悪影響を与えうるものが世代から世代へと受け継がれ、何らかの困難や問題を生じ抱え、解決策が見出せず悪循環に陥っている場合を、「負の世代間連鎖」と呼ぶこととする。そのメカニズムを調べると、個人の特性、環境、親子の関係性が連鎖していると整理することができる。また児童虐待、DV、アルコール依存症が貧困との関連があること、またそれぞれが複雑に関係し合っていることが分かった。
 どのように負の連鎖を断ち切ることができるのか。まず、子世代への理解、親世代への理解、その関係性への理解について触れた。ここにおける理解が、解決につながる重要な土台になると言えるのではないだろうか。リスク要因を減らすことも含め、心理的側面、社会的側面、経済的側面から、負の世代間連鎖の解決策を考えた。
講評  19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。
キーワード1 世代間連鎖
キーワード2 家族
キーワード3 社会的共感
キーワード4  
キーワード5  
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