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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 伊波普猷の教育文化史的研究 ―同化教育論を中心に― |
内容 | 伊波普猷(一八七六年~一九四七年)は、沖縄県出身の言語学者である。伊波は沖縄の言語、民俗、文化、宗教等を幅広く研究し、「沖縄学の父」と称される。また、沖縄に関する講演を多く行った啓蒙家としても知られている。 一方で、伊波の生きた時代は、琉球処分によって琉球王国が滅亡し、日本へと吸収された時代である。日本による同化政策や差別、沖縄の人々に生じた自文化への卑下心は、数多くの沖縄文化を失わせた。 このような時代に、伊波は「日琉同祖論」や沖縄人の「個性」を訴え、沖縄人のアイデンティティ確立に尽力した。そのような伊波の同化教育論を研究することで、あるべき日本と沖縄の関係を模索する。 第一章では、琉球処分後の沖縄の状況と共に、伊波の思想形成を見ていく。第二章では、伊波の研究内容を通して、伊波の沖縄人観について述べる。第三章では、伊波の同化教育論と、それが沖縄にどのような影響を与えたのかを考察する。 |
講評 | 先行研究が乏しく、資料的な制約があったが、比較的早くから論文と取り組んだため、その成果がでました。 |
キーワード1 | 伊波普猷 |
キーワード2 | 沖縄 |
キーワード3 | 同化教育 |
キーワード4 | 日琉同祖論 |
キーワード5 | 個性 |
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