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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 児童養護施設のこれからを考える ~子ども達を守るためにできること~ |
内容 | 私は児童養護施設の実習で、子ども達にとって、施設で暮らすこと、里親と暮らすこと、実親と暮らすこと、何が最善なのであろうかと考えていた。施設の問題点や限界が見えてくる一方で、施設を我が家のように愛し、職員や他の子どもたちを家族のように慕っている多くの子ども達と出会い、必ずしも家庭で暮らすことだけが良いとも限らないと考えるようになり、児童養護施設をより良くしていくことが大切であると考えた。 本論文では、児童養護施設の問題点を明らかにし、その解決策を考え、児童養護施設の長所や可能性を見出し、児童養護施設のこれからについて考えた。施設養護と家庭的養護のどちらが優れているかではなく、どちらも社会的養護のひとつの手段として、充実していかなければならない。何らかの事情で社会的養護が必要となった子どもたちが、それぞれのニーズに合った援助を選べるよう、それぞれの長所と短所を補い合いながら、社会的養護の選択肢を豊富に準備し、柔軟に対応することが大切であると思う。 |
講評 | 19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。 |
キーワード1 | 児童養護施設 |
キーワード2 | 社会的養護 |
キーワード3 | 子どもの権利 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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