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学科 教育文化学科
年度 2013
ゼミ名 井上 智義
タイトル メールの読み手の性格特性から見る返信の文章の違いについての研究 ―他者意識に焦点を当てて―
内容 本研究の主な目的はメールの読み手の性格特性により返信文章がどのように変わるのかを検証する事である。そのためにまずメールの返信文章のタイプを見出すため大学生20名を対象に自由記述の形式で予備調査が行われ、その結果4つのタイプが見出された。その後、本調査にて他者意識尺度(辻, 1993)を用いた質問とメールの文章を見て回答を求める調査が行われた。対象者は241名。その結果、全体では他者視点型が最も高い評価・使用されるという結果が得られた。他者視点型とは、予備調査で見出されたメール返信文の4つのタイプの1つで、第三者の視点から相談相手(メールの送り手)に対しアドバイスを送るタイプである。また、他者意識(内的他者意識・外的他者意識・空想的他者意識)ごと・男女別の結果もほぼ同様であり、他者意識ごとによる違いはあまり見受けられなかったが、他者視点に立った返し方が最も相手のためになり、使用されるという事が示された。
講評 現代社会で最も使用されている個人の通信であるメールにおいて、他者意識に焦点をあて、どのような返信が相手から求められるのかについて考察した内容。
キーワード1 メール
キーワード2 他者意識
キーワード3 性格特性
キーワード4 他者視点
キーワード5 返信文章
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