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学科 教育文化学科
年度 2013
ゼミ名 井上 智義
タイトル 依頼・勧誘に対する「断り」の表現について
内容 本研究の目的は,勧誘・依頼者相手との関係性や性別によって,「断り」の表現方法や,「断り」の行為に対する心的負担の度合いについて相違がみられるか明らかにすることである。大学生を対象に,談話完成テスト及び,「断り」に対する「罪悪感」について調査をおこなった。その結果,「断り」の表現方法に関して,依頼相手に関わらず,「断り」の明示よりも,その断った理由や詫びといった表現が多く使用され,相手への配慮する様子が見られる結果となった。特に相手が同性の友人または異性である場合,男性は断定的に「断り」を表現する傾向にある一方,女性は「断り」の明示を避け,その代り関係維持や共感など,より相手へ配慮した表現方法が用いられることが多い傾向がみられた。また「罪悪感」に関する調査では,依頼相手が目上の人である場合,男性の方が女性よりも「罪悪感」を感じやすいという結果となった。
講評 人からものを頼まれたときに、断り方次第では人間関係も破綻しかねない。心理学調査を実施するとともに語用論の観点から分析している。
キーワード1 表現
キーワード2 断り
キーワード3 罪悪感
キーワード4 依頼・勧誘
キーワード5 心的負担
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