詳細 | |
---|---|
学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2013 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 子どもの対人関係と感情 |
内容 | 本稿は、子どもたちが他者とどのようにかかわり合って成長していくのかを、人間形成の基礎となる乳幼児期に焦点を当てて考察したものである。筆者の問題意識は家庭や幼稚園、保育園において日常的に生じている幼児の活動は、発達においてどのような意味を持っているのか、ということである。この点を中田基昭の現象学的研究に基づき明らかにしていく。中田は、哲学の一領域である現象学を理論的な背景として、子どもと大人のあいだで営まれる人間関係を研究し、具体的な日常生活における子どもの豊かなあり方を明らかにしている。第一章では、子どもの発達段階における他者とのかかわりについて探る。第二章では、子どもの感情に対して他者とのかかわりはどのような影響があるのかを見ていく。第三章では、子どもにとって幼稚園・保育園での時間や空間はどのように捉えられ、どのような役割があるのかについて明らかにしていく。 |
講評 | 中田基昭氏による子どもの現象学的研究をもとに作成された論文である。とくに子どもの対人関係が扱われて、融合状態から自我の芽生え、対人関係のなかでの感情形成などが論じられている。みずからが子どもにかかわるボランティア活動をしていることがきっかけで作成され、自分自身の経験を織りまぜている点が評価できる。現象学的考察方法についての理解が今後の課題である |
キーワード1 | 子ども |
キーワード2 | 対人関係 |
キーワード3 | 感情表現 |
キーワード4 | 人間形成 |
キーワード5 | |
戻 る |