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学科 教育文化学科
年度 2013
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 教育における「生きる力」
内容  本稿では、「生きる力」の教育について、自らのボランティア経験に基づき、その活動を通じて知ることになった京都の小学校の実践例にも着目しながら、考察を行った。第一章では、「生きる力」について定義し、現在の子どもを取り巻く環境において「生きる力」が不足している状況とその要因を述べ、戦後からの日本の教育方針の変遷について論じている。第二章では学習指導要領の改訂に伴う教育の変化を考察し、中学校社会科における学習指導要領の傾向を読み解いている。そして「生きる力」を育成するために、学校における教師の立場からの取り組みを想定する。第三章では公教育と私教育に注目し、それらの二つの面から見られる「生きる力」へのアプローチを、実際の成功例に着目しながら考察する。また、新たに公教育と私教育のバランスの見直しを想定し、両者が協同するという「生きる力」の教育への理想像を構想する。
講評  生きる力の教育について、教育政策の議論をふまえ、みずからがかかわっている野外活動の考察を取り入れている点が評価できる。また、学校と学校外の機関や地域との協同についても、ユニークな提言がなされている。生きる力を総合的にとらえることが必要であろう。
キーワード1 生きる力
キーワード2 教育方針
キーワード3 学習指導要領
キーワード4 公教育
キーワード5 私教育
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