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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 小山 隆
タイトル 里親養育から見る児童養護の可能性 ―個別ケアに重点に置いた児童養護―
内容  児童の社会的養護において、個別ケアが盛んに叫ばれている現在、その現状は、施設養護(大舎制によるもの)が7割を占め、里親養育や小舎制での個別ケアが残りの3割を占めている状況である。海外へ目を向けてみると里親養育が9割を越す国もあり、その差は歴然としている。本論分では、なぜ日本では里親が広まらないのか、また、施設養護が7割という現状を改善するために施設ができること、里親ができることは何なのかについて考察を行った。
虐待や親の勝手な都合により親元を離れて暮らさなければならない子どもたちは、心に大きな傷を抱えている。そのような子どもたちが暮らす施設は誰のためにあるのか、またそこでは誰のためにケアが行われるのか、ということをもう一度考え直し、これからの児童養護が子どもたちにとってよりよいものとなるためにはどうすべきなのかを論じている。
講評  19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。
キーワード1 里親養育
キーワード2 地域小規模児童養護施設
キーワード3 施設の小規模化
キーワード4  
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