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学科 教育文化学科
年度 2013
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 遊びの人間学
内容  人は誰しもが遊びを経験しており、生涯を通して遊びを経験していない人間はいない。本稿では、遊びが及ぼす人間と社会に対する影響について考察する。その際、遊ぶ人間の分類や溶解体験、フローによって、遊びに及ぼされる影響に注目する。第1章においては、ホイジンガやカイヨワ、アンリオの定義から、遊びという抽象的な事象を明らかにする。そして、遊びを分類することで、社会に存在する様々な物事と遊びが密接に関わっていることを確認していく。第2章では、「遊ぶ」人間を分類することで「遊び」が人間の精神に及ぼす影響を考える。また、遊びによってもたらされる「溶解体験」が、人間形成や精神・心に及ぼす影響について述べた。第3章においては、「溶解体験」と類似していると考えられる「フロー」について論じる。自己の行為に深く集中している状態であるフローが、人間形成に与える影響と、「溶解体験」とフローとの類似性を考察していく。
講評  遊びという現象について、著名なテキストを読み解き、また溶解体験やフローといった視点からも考察している。テキスト解釈から、緻密な議論を展開していて、高く評価できる。今後は、境地としての遊びといったスピリチュアルな面も考察の対象にすることが課題であろう。
キーワード1 遊び
キーワード2 溶解体験
キーワード3 フロー
キーワード4 子ども
キーワード5  
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