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学科 教育文化学科
年度 2013
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 『千と千尋の神隠し』からのメッセージ-「生きる力」を探って
内容  本稿は、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に注目した考察である。第1章では、「千と千尋の神隠し」の物語に登場するキャラクター達の紹介、またそのキャラクター達の主な特徴の紹介、物語のあらすじの紹介等を通して、物語全体の世界観や着目点を述べる。第2章では、物語の中の世界を、現代社会と照らし合わせ、千尋の両親や、カオナシを例に挙げ、そこから浮かび上がってくる現代人の姿に着目し、特徴を述べていく。第3章では、物語を通して語られる、「生きる力」について、主人公の千尋の成長過程を参考に考察していく。さらに、そこで浮かび上がった「生きる力」を、現代の文明社会に生きる子ども達に当てはめて、考察していく。第4章では、『千と千尋の神隠し』の物語全体を通じて、現代を生きる私たちに、投げかけられたメッセージを読み解いていく。また、ファンタジーを通して、得るべき能力について、「根」の回復を例に挙げ、考察していく。
講評  「生きる力」との関連で、この映画作品にみられる生きる力の意味について考察したものである。対象が映像作品ではあるが、映画の紹介をふまえて、わかりやすく議論がなされている。英雄の旅という文脈が強調されていないことが課題としてあげられる。
キーワード1 生きる力
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