| 詳細 | |
|---|---|
| 学科 | 教育文化学科 |
| 年度 | 2013 |
| ゼミ名 | 山田 礼子 |
| タイトル | 「総合私立大学における教員養成の意義」 |
| 内容 | 戦後の開放制・課程認定制における教員養成は、閉鎖的で「教える必要によって学ぶ」目的養成的な性質を排除した、自由で幅広い学びによる教員養成を画策したものである。総合私立大学では、開放制の特質に与った独自の教育を展開してきた。私学における教員養成課程は、教職科目の学びと一般・専門教育科目での学びとの統合を位置づけている。しかしながら、大学の教育の質保証が求められる中、教員養成課程教育の質保証も求められている。総合私立大学の教員養成課程の教育の課題を、インタビュー調査による学生の学びの実態把握から明らかにした。その結果、開放制の特質が学生にとって十分生かされた学修が認められたが、一方で大学の有する諸課題が露わになった。今後、開放制の原則を維持しながら、学生の学修の実態と現場実戦を意識した責任ある開放制免許主義の下、カリキュラム・授業の内容共に見直していく必要に迫られている。 |
| 講評 | 2013年度の卒業論文執筆者は6名であった。全員が高等教育に関連したテーマを扱い、「留学に関する問題」、「高校への大学広報のあり方」、「就職支援システムの分析」、「編入制度に関する問題」、「私立大学の教員養成制度に関する問題」、「私立大学の新学部設立の動向」等が具体的なテーマであった。昨年ゼミ担当教員が国内研究で3年生ゼミを担当していなかったことから、4年次から全員が本ゼミに所属して研究を進めてきた。指導時間が短かったにも関わらず、各人が自主的に、自律的に研究を進め、例年以上に論文執筆は順調であったというのが印象である。当該ゼミでは、生のデータを集めて、分析するということが最も大きな壁であるが、それにも全員が積極的に関わり、自立的に進めてきただけでなく、学生同士が協力しあい、励まし合いながら論文執筆を行ってきた。このような経験は貴重であると思うし、是非社会に出ても、こうした経験を活かすことを期待している。 |
| キーワード１ | 教員養成課程 |
| キーワード２ | 開放制免許制度 |
| キーワード３ | 教職の専門性 |
| キーワード４ | 単位の実質化 |
| キーワード５ | 学修時間 |
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