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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 認知症高齢者の自己決定支援のあり方について
内容 認知症高齢者が自己決定を行うとき,判断力への疑問から,すべて自分で決めることは難しい.しかし,残された能力の中で決定を行うとき,他者の意思が大きく影響することが少なくなく,果たして本人の意思が尊重されているのか,疑問が残ることも多い.よって,本研究では,認知症高齢者への支援のあり方について考察した.第一章では,自己決定そのものについて,歴史的経緯や,援助原則などの視点から考察し,第二章では,認知症高齢者の自己決定について,決定がなされるプロセスの中で浮き彫りになる課題について整理した.第三章では,第二章で整理した課題を解決することを目標に,認知症高齢者への望ましい支援のあり方についていくつかの方法を提示した.以上から,認知症高齢者への自己決定支援には特有の課題があるものの,それに向き合う援助者の実践力とそれを支える環境が重要であるという結論に至った.
講評 本論文は、認知症高齢者が自己決定を行うときの困難と支援のありかたについて考察したものである。自己決定そのものについて、歴史的経緯や、援助原則などの視点から考察し、認知症高齢者の自己決定がなされるプロセスの中で浮き彫りになる課題について整理している。認知症高齢者への自己決定支援には特有の課題があるものの、それに向き合う援助者の実践力とそれを支える環境が重要であるという結論を導き出した。実習経験を踏まえた今日的課題へのチャレンジであり、よくまとめられている。
キーワード1 認知症
キーワード2 自己決定
キーワード3 他者意思
キーワード4 価値観
キーワード5  
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