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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 事例にみるいじめ問題の対応策について
内容 1980年代半ばにいじめの深刻化が注目されてから,すでに30年近くが経つ.学校などで深刻ないじめが日常的に蔓延し,いじめを苦にした子どもたちの自殺が相次ぐ中,それを放置したままの社会がある.いじめ問題が社会的に注目された時期が,ほぼ10年周期で過去3回あったと言われている.その時期に発生した代表的な3つの事例を分析し,それぞれの事例に対する対応策の有効性を,関連する統計的データを用いながら検証し,評価する.そして,いじめ問題解決に向けての具体的な改善策や予防策を検討するにあたり,2011年に発生した大津事件を取り上げ,これを契機に制定された「いじめ防止対策推進法」の内容を精査する.中でも筆者は,社会福祉の立場から,専門性の高いスクールソーシャルワーカーの活用の拡大に期待をするとともに,その他の社会福祉学の立場からの施策を課題と考える.
講評 本論文は、いじめの深刻化が注目されてから、すでに30年近くが経つなかでの、発生した代表的な3つの事例を分析し、それぞれの事例に対する対応策の有効性を関連する統計的データを用いながら検証し、評価している。さらに2011年に発生した大津事件を取り上げ、これを契機に制定された「いじめ防止対策推進法」の内容を精査している。社会福祉の立場から、専門性の高いスクールソーシャルワーカーの活用の拡大と社会福祉施策と課題について考察している。文献も良く解読し論理的な展開は素晴らしい。内容も良い。欲を言えばスクールソーシャルワークについてもう少し記述してほしかった。
キーワード1 いじめ事件
キーワード2 いじめ防止対策推進法
キーワード3 スクールソーシャルワーカー
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