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学科 社会福祉学科
年度 2008
ゼミ名 小山 隆
タイトル 児童虐待について ―多面的な視点から見る仕組み―
内容  今日、急激に増加している「児童虐待」。それは、かつての日本に児童虐待が存在していなかったということを意味しているのだろうか。決して、近年のみ発生した問題ではないはずである。しかし、高度経済成長以来の様々な社会システムの変化、そして、それに伴う人々の社会的価値観の変化や環境の変化が「児童虐待」に大きな影響を与えていることも、事実として考えられる。
 では、具体的に何がどのように変化し、それが児童虐待の多発につながってしまっているのだろうか。本論文では、考えられる要因を、先に述べた間接的なものと虐待者の性格的な特徴や世代間伝達といった直接的なものに分類し、考察を行った。そして、そこに現れる問題点を見つけ出し、解決策を探った。日本ができること、また地域ができること、さらには私たち個人ができることは何かを述べている。
講評  19名全員が無事、卒業論文を提出しました。福祉実習の経験やボランティア体験などを契機にテーマを選んだ学生が多かったようです。分野的には児童・障害関連から、医療、地域、高齢と広範囲にわたり、内容は「虐待」「負の世代間連鎖」「孤独死」といった反福祉状況への対応について論じたものもあれば、QOLの向上を考えて、施設養護や里親制度の意義を考えるもの、また家族支援について論じたものなど、多様な問題意識からの展開がありました。
キーワード1 社会システム・価値観の変化
キーワード2 世代間伝達
キーワード3 子育て環境
キーワード4  
キーワード5  
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