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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 核家族化による家族構成員の役割モデルの変化と子どもの社会化に関する考察― パーソナリティーの形成に向けて ―
内容 本論は家庭内における「子ども」の役割や立場の変遷を踏まえ,そのパーソナリティー形成に関して考察するものである.まず社会的集団としての家庭においての子どもという概念の発露から,現代の核家族化におけるまでの家庭環境の変化を解説する.その過程で親子間の関係に問題があると考えられるケース(=愛着障害)を取り上げ,類型化する.その上で社会システムの中で様々な価値判断を行い,知識を習得していく子どもの「社会化」について,その基本的プロセスを論述する.またその対比として,子どもが置かれる最小の社会的組織である家庭内での役割と家庭の構成員との関係性(=役割集合)について考察する.これらから,子どものパーソナリティー形成に家庭内の関係性が大きな影響を与えることを明らかにする.
講評 本論文は家庭内における「子ども」の役割や立場の変遷を踏まえ、そのパーソナリティ形成と社会化のプロセスについて考察したものである。家庭環境の変化を解説し、親子間の関係に問題があると考えられるケース(=愛着障害)を取り上げ、類型化した。その上で子どもの「社会化」について、その基本的プロセスを論述し、子どもが置かれる最小の社会的組織である家庭内での役割と家庭の構成員との関係性(=役割集合)について考察した。これらから、子どものパーソナリティー形成に家庭内の関係性が大きな影響を与えることが明らかになった。文献研究として優れている。
キーワード1 子ども
キーワード2 家族機能
キーワード3 愛着形成
キーワード4 社会化
キーワード5 役割集合
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