詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2014 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 貧困から子どもを守る-連鎖を断ち切る有効な手段を探る- |
内容 | 今年7月に厚生労働省が発表した「平成25年国民生活基礎調査」で、18歳未満の子どもの貧困率が16.3%と過去最高を更新したことが明らかになった。この数字からも、現在、日本の子どもの貧困問題は深刻な状況にあることが分かる。しかし、貧困に苦しんでいると思われる子どもを、日常の中で見ることはほとんどないだろう。なぜこのような深刻な問題が見えてこないのか。見えないところで一体何が起こっているのだろうか。 そこで本論文では、海外との現状比較を交えながら日本におけるこの問題の深刻さを明らかにし、現在行われている取り組み、また、今後どういった対策・取り組みが必要なのかということについて論じていく。 |
講評 | きっかけはテレビ番組で日本は「子どもの貧困大国」と呼ばれていたことであった。世間に現状が見えにくいということを了解しつつも、政府やNPOなどの取り組みや政策を詳しく検討し、「貧困の連鎖を断ち切る」方途を筆者なりに考えている。筆者は、子どもの貧困対策法の実効性に疑問符がつくこと、その点、数値目標が設定されたイギリスの「子ども貧困法」とは大きな違いがあること、日本では、奨学金の改善やスクールソーシャルワーカーの導入などが必要なことを結論として述べている。的確な指摘である。 |
キーワード1 | 「子どもの貧困」 |
キーワード2 | 「機会の格差」 |
キーワード3 | 「連鎖」 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |