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学科 社会福祉学科
年度 2014
ゼミ名 埋橋 孝文
タイトル 自己肯定感の重要性とこれから必要なこと
内容  近年,自己肯定感の必要性が新聞やメディアで取り上げられている.また福祉職に携わっている者ならば知らない者はいないほど,支援者がクライエントと関わっていく上で重要なものとして考えられている.だが,まだまだ自己肯定感とは曖昧なものであり,人々が生きる上で必ずしも持っていなければならないものであるという自覚を全く持ってない人がほとんどであろう.
 今回,私は自分自身の経験から『自己肯定感』について興味を持った.自己肯定感の持つ意味は曖昧で自尊心や自信とも同一視されることが多いが,ここでは異なった意味を定義して明らかにした.その後,日本人自己肯定感の低さの要因や世界との比較をし,自分に身近な学生に目を向けた.そして,自己肯定感が引き起こす弊害とともに,これから必要とされることを述べている.
講評  この「自己肯定感」という言葉との出会いは、子どもを対象とするボランティア活動を通してであることが興味深い。それと平行して、筆者の社会福祉実習での経験にも触発されたとのことである。ややもすれば抽象論に陥る危険性もある概念ではあるが、大学生140名にインターネットによるアンケート調査をおこなったこと、「秋葉原無差別殺傷事件」を例にとって、それまでに明らかにしていた「家族との関係」、「社会での関係」、「自己」という分析軸に沿って考察していること、これらが評価される点である。
キーワード1 「環境」
キーワード2 「他者」
キーワード3 「家族」
キーワード4 「自己評価」
キーワード5 「子ども」
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